日記のようなもの

じぶんの森、すなわち居場所を持つということ。

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あなたが気持ちいいなと思う場所はどこだろうか。写真をやってるひとの中で見ると、海というひともいれば、路地裏というひともいるし、静かなレトロ調のカフェというひともいる。僕の場合は森だ。水辺のある森。週末、時間があればたいていそこにいてカメラで写真を撮ったり、ベンチで休憩したりしている。途中で買った缶コーヒーをあけて、カメラやGRでブックマークした写真を眺めたり、SNSを見たり。でもいちばんはボーッと辺りの景色を眺めて場合は歩いて、ファインダーの中の光景を楽しんでる、かな。このなんでもない時間が僕にはとても気持ちいいし、大事な時間だ。やっぱり、自然の中にいるのが好きなんだと思う。風の音、大地を踏む音、鳥の声、木々の間から差し込む光、そして水面に反射する光と空、こうした光景の中にいると文字通り生き返る気がする。そして、そうしたロケーションが自宅から歩いて行ける場所にあることが生活のリズムにとても大きな影響を与えている。散歩カメラも、ロードバイクで駆け抜けるのも、こうした自然の中に身を置くための行為なのかもしれない。仕事の日は街の中にいる。だからRICOH GRやKonica C35で街のスナップも撮るけど、僕の、僕らしい居場所はどこかと聞かれたら、それは自然の中だし、森の中と答えるだろう。この超光速で複雑系の時代の中にあって、森を好み、フィルムカメラに惹かれるのも、僕の中での平日と週末、オンとオフのバランスなのかもしれない。そうしてまた週末が終わる。森の中で気持ちを整えて、また一週間がんばろうと明日のことを考える日曜日の夜である。

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