電池の持ちが素晴らしいのも、スナップシューターとしての証。Leica M-P typ240

Leica M-P typ240

ライカというカメラはある意味不思議なカメラで、単純に高価=高機能/多機能ではない。手ぶれ補正はついていないし、シャッタースピードも1/4000まで、画素数も2400でフルサイズとしては驚く数値ではない。メニューボタンを開いても間違いなく最新のデジイチなんかと比べると簡素だ。たしかに「のれん代」としての価格というのも一理あると思うけど、本質はそういうところではないと思った。なんというか、カメラで写真を撮るということの本質的価値のところだけに異常にこだわったカメラというか、肝心なところでまったく手を抜いていない生真面目さを感じる。

例えば、この電池。写真の底蓋を開けた左端の四角い一角が電池なんだけど、Nikonの一眼レフなんかと比べるとかなりでかい。この電池の持ちが異様にいいということにこの数日間の試し撮りで気がついた。初日は訳もわからずライブビューをオンにしたまま撮ってたんだけど、それでも一日で電池がなくなることはなかった。僕は基本はライブビューはいらないんでオフにして撮ったら、一日目を撮り終えてもまだ70%ほど電池が残ってた。この計算でいけば3日間は充電なしで撮り続けられる。いや、電池が大きく重くなるくらいなら、他のカメラでも毎日充電すればいいだけじゃないか、とも言われそうだけど、ことスナップシューターということでいえば、電池の持ちは何より重要な要素になる。

スナップシューター用のカメラは、例えば僕の場合だとほぼ毎日持ち出すものだから、カメラケースに収まっている時間より仕事鞄に入りっぱなしのことのほうが多い。毎日取り出しては充電するのはなかなか面倒だろう。あと街中でスナップする時はデジタルならある程度まとまった量を撮る。電池の残量を気にしながら撮るのは何よりストレスだ。そして街中でスナップする時には電源スイッチをオンにしたままシャッターチャンスを狙い続けることも日常茶飯事だ。スナップシューターという資質を考えた時、電池の持ちがいいというのは何より重要な最高性能になる。ライカはこういうところに手を抜かないんだなと思った。

デジイチだと必ず予備の電池を買って交互に充電しては、常に予備電池を持ち歩いていたけど、M-Pではそれが必要なくなった。これは実は相当ありがたかった。僕はNikonとLeicaのカメラのことしか分からないから、他にも電池の持ちがいいデジカメは存在するかもしれないけど、あの比較的コンパクトなボディとのバランスにおいてこれだけ電池の持ちを重視したカメラは他に無いんじゃないかと思うけどどうだろう。デジタルのライカ、もっと使いこなしていくと、さりげなくもっと深い頼もしさがいろいろ発見できるんじゃないかと思えてきた。

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