走りたくなる道がある場所は、人が生きやすい場所でもある。

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走るというのはRunningのこと。走り始めて6〜7年になると、その間にいろんな場所を走る機会がある。僕はレースには出ないけど、それでも家族で旅行した先や、仕事で出張した先にも僕は必ずシューズやウェアを持って行って走る。そうすると町の構造みたいなのが実によくわかる。初めて訪れる街でも出発前にGoogleMapで軽く辺りの位置関係を予習したら、サクッと道を走り出す。せいぜい長めに走っても10kmくらいだし、今はiPhoneがあるから迷子になることはまずないし、むしろ知らない土地で部屋にこもってじぶんの居場所がよくわかっていない不安な状態より、走って町の看板や道路標識を眺めている方が、その町の有り様がつかめる。

「走りやすい場所」というのは何もランニングコースや公園のことを言ってるのではない。普通の歩道でもいいし、川沿いの土手でもいい。車や人の交通量や道幅とのバランス、眺めだったり傾斜だったり、とにかく総合的に「あ、次回も走りたいな」と思う環境であれば、全然一般の街中でもかまわない。ふだん走ってる場所もふつうの住宅街ではあるし。でもなんというのかな、走りやすそうという見た目の景色だけではわからないことがたくさんあって、じぶんの足で実際にその道をその街を走ってみてわかることが実にたくさんあるし、目で判断するというよりは体全体で判断する気持ちよさのことなんだよね、この場合。僕の場合はRunの時はGRも持ち歩いてるから、写真が撮りたくなる道であるかも実はたいせつな要素だったりする。と、ここまで書くとRunnerだけのものさしの話のように聞こえるかもしれないけど、たぶん、いや間違いなく、走りやすい場所というのはランドスケープ的にもかなり気持ちのいい場所で、人間が五感でストレスを感じない、心が解放される場所になっていると思う。当然、歩いても気持ちがいいし、適度に人がストレスなくすれ違える余裕みたいなものが道の中にある。だからかな、走りたい道を見つけたら僕はその街全体のファンになるところがある。よく言うけど「初めての街を知ろうと思ったら早朝にその街を走ってみるといい」というのは本当の話。と言ってもその感覚はなかなか文章では伝えきれない感覚なので、ぜひ騙されたと思って走ってほしい。いろんな道を、街を。

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