秋雨、空シャッターの週末。

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Nikon FE, Ai50/1.8

気のせいか、ここのところの週末は雨が多い気がする。雨なら写真関連書籍でも読むかと割り切ったものの、やっぱりカメラを晴れ晴れと持ち出して撮れないのはどこか寂しい、そういう体質になったんだなとあらためて。

僕の場合は、たぶんだけど、写真そのものよりシャッターを切る行為が好きで、そういう意味ではカメラというプロダクトがすごく好き。なので、写真が撮れないなら部屋で空シャッターを切って過ごすというのはけっこうアリで、今日もメンテナンスがてら手持ちのカメラたちのシャッターを切ってた。

順位なんかはつけられない。どれもそれぞれ心地いい。Nikon F6はいかにも上質にチューニングされた音色をボディ内に反響させる。F2は頭蓋骨に響く独特の甲高い叫び。FEは三男坊のようなおっとりとした癒しの音。D300は硬派な男前のシャッターフィール。Dfは低く引き締まった音が、じんわりその気にさせる。そしてLeica M3はまあまあ、そう騒々しくするなというような大人の音色と、静かでいて確実な手応え。なかなか楽しいんだよね、これが。

僕はメカに強くないから、せめてじぶんでできるメンテナンスとしては、こうして適度にシャッターを切ってやったり、日光の下カメラを日光浴させたりしてあげること。カメラにハマるのは写りだけじゃない、プロダクト愛であり、それを設計した開発者たちへの尊敬だったり憧れだったり。ただ写真を撮るだけなら、こんな官能的なプロダクトたちはきっと生まれなかっただろうなとか妄想しながら。

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