秋の夜長の泣けるマンガについて。

泣けるマンガ。そういう紹介のされ方をする本や紹介サイトはいくつもあると思うけど、僕ほどのおっさんが泣けるというマンガなら、まぁまず間違いはないでしょう笑。というわけで僕の中の鉄板の2作品です。

◇「四月は君の嘘」 作者:新川直司

ピアノというのはなぜにこうもドラマを持ち合わせている楽器なんだろう。いや、楽器というか人生というか。一見華やかなピアノの世界の裏には本当にある意味ドロドロとした闇があることを爽やかに描いている気がした。それを中和するように描かれた人間模様。最終話は間違いなく号泣します(しました、おじさんも笑)。うちの息子がピアノをやっているんでそういう意味でも何か感情移入して忘れられなかった作品。僕は幼い頃からそれほどマンガを読む子ではなかったけど、おじさんになってこの本を読んで覚醒したと言ってもいい。その後テレビドラマにもなっているのでそちらで観た(知った)人も多いかもしれないけど、マンガはやっぱり原作に限ります。

◇「かくかくしかじか」 作者:東村アキコ

こちらは絵描きの世界。こうしてみると僕は音楽家や芸術家とかそういうアーティストの現実の世界みたいなのに惹かれる何かを持ち合わせているのかも。東村アキコさんは僕はこの本で存在を知ったけど、東京タラレバ娘とか人気作品を連発してるんで知っている人もかなりいると思う。いくつか彼女の作品を読んでみたけど、やっぱりこの「かくかくしかじか」は中でも独特の世界観で傑作です。それは多分、この作品が彼女の学生時代からマンガ作家になるまでのノンフィクションマンガだからだろう。独特の笑いのテンポの中に、人の気持ちにグサッと飛び込んでくる描写が混じったまさにアーティストの世界。この本も最後は鼻水まで出るくらい号泣します笑。

両作品ともKindle版が出ているので、僕はKindle版でバンバン大人買いして一気に読みました。いいマンガというのは絵しかないはずなのに音が聞こえるし、目の前に動画の情景が浮かんでくるんですよね、リアルな日常が。マンガというのはもしかしたら普通のドラマや映画なんかよりイマジネーションを激しく刺激するという意味では超クリエイティブかもしれないうことをこの二冊から学びました。実はこの二冊を読んで以来、コミケの人なんかがとても愛おしく思えてきて、そういう意味でもこの2作品は世界を泣かせる作品かもしれません。多くはここでは語らないのでとにかく読んでみてください。そして誰もいない一人っきりの部屋で思いっきりむせび泣いてください。せつなく、そして芸術の秋だから。

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