現像からあがってくる写真は、ちょっとしたビックリ箱だ。

iPhoneの写真フォルダを見るに、僕はざっと1500枚ほどフィルム写真を撮ってきたようだけど、まだまだ思った通りの写真があがるわけではなくて、毎回現像後に見る写真たちに軽い驚きがある。

それでもフィルムで撮り始めた頃よりは多少、撮る前に仕上がり写真のイメージを抱きながらシャッターを押すわけだけど、撮るものが違えば、撮る時間の天候や光の具合も違うし、何よりカメラやレンズを換えればそれはもう無限の組み合わせのように仕上がる写真のトーンも違う。僕程度のフィルムビギナーならそう簡単にはイメージ通りの写真はあがらない。

でも、それが楽しい。現像があがってくるまで少しドキドキし、現像からあがってきた写真に心の中で一喜一憂する。その場で撮った写真が確認できるデジタルカメラとは最も異なるプロセスだ。好きな写真もあれば、反省する写真もあるわけだけど、それらすべてが次の撮影の励みになる。もしくは新しいアプローチへの入り口になる。このフィルムを買ってから現像して、またフィルムを買うプロセスが僕にはいまだに新鮮でおもしろい。こんなハイテクの時代にアレだけど、フィルムで撮るプロセスは僕には生活の中に常にビックリ箱を持っているような出来事でもある。世の中は、答えを得ることがおもしろいんじゃなくて、問いが続くことこそがおもしろいんだ。

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