最後に手元に残したいカメラを、時間をかけてゆっくり絞り込んでいく。

Leica M-P typ240,Elmar M 50/3.5

朝の通勤時によく出会うおじさんがいる。僕もおじさんだけど、僕より人生の先輩でお孫さんがいそうなおじさん。仕事を引退しているかどうかは身なりからはよく分からない。でも小綺麗なアウトドア系の服装で自転車にのり、よく道端でカメラを構えてのどかな自然なんかを撮っている。

カメラはなんだろうといつも気になっていたんだけど、昨日すこし注意して見てみたら、どうもレンズはシルバーのジュピター8じゃないかと。ボディははっきりとは分からなかったけどSONYのα7系に見えた。いずれにしてもブラックボディの割とコンパクトなミラーレスだ。

なんだか、あゝいいなと思った。おじさんの年代からするとフィルムカメラ世代だと思うんだけど、ここからは推測だけど、仕事を引退するような歳になると、なかなかフィルム生活を維持するのはむずかしい。金銭的なこともあるし、自宅そばにフィルムを売っているところや現像に出せるところもない。でも、あの頃のカメラのある生活は忘れられない。そんな時に現像しなくていいミラーレスカメラはきっとありがたいし、何より往年のオールドレンズたちも楽しめる。たぶん、そんな感じなんじゃないかなと思った。

僕もあと10年もすれば今の仕事を引退する時が来る。先に書いたおじさんのそうではないかというシチュエーションと同じようになる。そんなことをふと考えると、ミラーレスとオールドレンズの世界はアリだなと思った。まあデジタルなんで機械式のフィルムカメラボディは何十年とは使えないかもしれないけど、オールドレンズで撮るならその都度型落ちの小綺麗なカメラを買い直していけばいい。マニュアルでシャッターを切ることができれば、それはフィルムカメラに慣れたからだにもフレンドリーだ。

まあまだ先の話とはいえ、10年なんかはたぶんあっという間で、やがて僕も仕事をセーブしたり、車に乗らなくなったり、行動範囲が狭くなったりする。そんなシーンのカメラとの過ごし方を考えて、その最後に手元に残すカメラとレンズをこれからじっくり時間をかけて絞り込んでいく。そんなことを感じさせたおじさんのカメラライフとの遭遇だった。あ、おじさんの日常のことはすべて妄想ではあ?だけどね笑。さて、僕の手元にはどんなカメラとレンズが残っていくんだろう。

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