春色の海について。

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海の色とは漠然と青だと思っていたのだけど、青というほど単純ではないなと近ごろ感じている。青とも言えるけど、緑のようでもあり、もっと濃い方思ったら光を受けた海はもっと淡かったり。じぶんの目をいい意味で少し疑うのにカメラはいい。カメラやレンズの特性、フィルムという性質で少しどこかの方向に色が振れるのかもしれないけど、どちらにしても新鮮に見える海はいい。そういえば週末に水辺を撮った写真の色もなんとも表現できない不思議な色をしていた。僕が知っている既存の色名では表現できないので、今のところ春色と命名した。抽象的だけど絵の具の色名とかに当てはめるよりどこかしっくりくる。そもそも地球上の色は12色や24色のクレパスのようには分類できない。しかも一色ではなく、いくつもの色が微妙に混ざり合って水面を構成している。夏になったら夏色に変わるんだろうか。ことしはカメラを持って数回ほど海の色を確かめに行きたいと考えたりしている。でも、それは何かを明らかにしたいということではなくて、感じたいというただそれだけの理由。カメラや写真はこの世があやふやでゆらいでいることを教えてくれる。

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