写真がなかったら、ちょっと退屈な人生だったかもしれない。

書籍「ソール・ライターのすべて」

写真といっても、この場合はカメラで撮る写真かな。でも、僕が「写真を撮る楽しみ」を明確に意識し始めたのはiPhone 3GSのカメラで撮った写真をSNSに上げ始めた頃だから、スマートフォンがカメラ産業を駆逐し始めたのはという論調はちょっとニュアンスが違うなと思っていて、スマートフォンのカメラがきっかけで本格的カメラを始める人もかなりいると思う。

僕の場合だと、iPhone 3GSをじぶんなりに加工アプリとか駆使して好みの写真に仕上げてSNSにあげていたんだけど、そこに数名の知り合いたちがドキッとする描写の写真たちをあげていて、聞くと一眼レフで撮っていると言う。そうか、一眼レフだと加工とかせずにこんな奥の深さのある写真が撮れるんだと妙に気づきを覚えた記憶がある。それから妻に「息子のサッカーを動画で撮るのに一眼レフがいいらしい」と言い訳を用意して、晴れて一眼レフNikon D5300を手に入れる。

思えばそこからハマりっぱなしだ。来る日も来る日もカメラと過ごしてる。一時期、一眼レフを手放した時でさえ、RICOH GRだけは肌身離さず持ち歩いていて、このブログもカメラの日々と共に書き続けている。もし、あの時カメラを手にしていなかったら、いまカメラと過ごしている時間が他のどんな時間にすり替わっていただろうと考えるけど、まったく思いつかない。たぶん、これだけ何かにハマる時間は過ごしていないと思う。

カメラとその写真は、とにかく深い。理屈的にはシャッターボタンを押せば写真は撮れるけど、カメラにもレンズにも数えきれないほどの種類があって、その組合せだけでも海のように広いし、そこにフィルムの種類も混ざると宇宙のように世界は広がる。オーバーではなくて、撮る季節や場所、被写体の違い、時刻の違い、光と影をすくいとる実験…そんなことを考えていたら、この世界に終わりはないというくらい無限の中を走っている気がしてくる。

ひとの写真を見るのも実に楽しく深い。有名写真家の写真たちはもう信じられないくらい神々しいし、アマチュア写真家の人たちの写真ですら、そこには一枚たりとも同じものはなくて、そのシチュエーションや機材に興味は尽きない。世の中にはいろんな趣味があると思うけど、このカメラと写真の世界くらい始めやすくて奥深いものは無いんじゃないかと思う。この話に特に結論はない。ただ、そういう楽しみがこの世にあることはもっと多くの人に知ってもらいたい。そんな気持ちでささやかではあるけども、僕はカメラで写真を撮ってブログを書いている。

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