僕にとってM-Pは、オールドレンズ 母艦デジタル機。

Pocket

Leica M-P typ240, Industar-61 55/2.8

Leica M-P〈typ240〉はいわゆるM型デジタルと呼ばれる現代のレンジファインダー機。もちろんレンズも現代のライカレンズを装着すれば最高の写真が撮れるのかもしれないけど、僕のM-Pにはオールドレンズ ばかりが装着されている。

Leica M-P typ240, Elmar 50/3.5

それは、もともとデジタル機が欲しいと思ったというより、「フィルムライカで撮っているスナップ撮影の感覚を、デジタル機でも得たかったから」ということに尽きる。Leica IIIaやLeica M3をストリートに持ち出して撮るアノ感覚をそのまま、デジタルに持ち込みたかったんだ。

Leica M-P typ240, M-Rokkor 28/2.8

果たして、そんなアナログな撮影感覚を現代のデジタル機で実現できるのか。結論から言うと、M-Pといくつかのオールドレンズ は、僕の期待いや希望に想像以上に応えてくれたと言っていい。それくらい、Leicaはデジタルにおいても「あの撮影感覚」を裏切ることなく再現してくれた。

Leica M-P typ240, Elmar M 50/3.5

厳密にいえば撮れる写真の風合いはフィルムとは違う。けれど、ファインダーをのぞいた感覚、マニュアルでさっとピントを合わせる、もしくは目測でカメラを構える感覚、そしてレンズの開放付近の癖であり味を楽しむ撮り心地というものは、間違いなくフィルムライカの延長線上にあった。

Leica M-P typ240, Summilux 50/1.4 2nd

オールドレンズの楽しみ方は人それぞれいろいろある。いちばんポピュラーなのはミラーレス機に各種マウントアダプターをかませて多種多様な往年のレンズたちを楽しむ方法で、SONYのα7系ボディが最も人気のオールドレンズ 母艦機。その秘密はレンズの焦点距離をそのまま使える「フルサイズセンサー機」ということになるだろう。

Leica M-P typ240, Jupiter-8 50/2

それでいえば、このM-Pもフルサイズ機なので、オールドレンズの味を焦点距離そのままに楽しめるし、なによりフィルムライカ同様、LMリングがあればバルナック用のスクリューマウント(Lマウント)レンズとM3で使っているMマウントレンズたちが実に簡単に装着できる。そのフィルムライカとデジタルライカの間をシームレスに行き来する感覚がとてもじぶんには合っていたように思う。例えば日中でもss1/4000のM-Pならレンズの開放付近で撮れるし、夜間スナップでも感度をiso3200くらいまで上げれば同じくオールドレンズのおいしい描写が楽しめる。

僕がM型デジタルへ行ったのは必然だし、それはデジタルを手にしたいというより、あのフィルムライカで撮るスナップ感覚をいつでもどんな状況下でも楽しめるという意味でのチョイスだった。ライカは、このフィルムライクに撮れる感覚を想像以上にこだわっているカメラメーカーだと思う。もし、フィルムライカの撮影感覚に感銘を受けてる人がいたら、それはたぶんなんの違和感もなくM型デジタルへ行ける。そして、それはなかなか頼もしいオールドレンズ 母艦機を手に入れることを意味する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA