人が写り込むと、景色からシーンになる。

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僕がふだん撮る写真はごくごくふつうの風景写真だ。週末はほぼ自然ばかりだけど、平日は街撮りスナップになるから少しばかり人が写り込む。そうすると、やっぱり写真に変化が生まれる。僕の感覚では、景色からシーンに変わるとでも言おうか、そういう変化。小さいようで、実は大きな変化だなと思っている。

人を撮るというのはやはりむずかしくて、ポートレートを撮ってるひとはただただバイタリティあるなと感心するし、街撮りスナップでも人がまさしく主役という撮り方のものなんか見ると、僕にはとても真似できないなと思う。人と向き合うというのはエネルギーを要する、それも相当のエネルギー。僕には少し困難な行為だ、少なくとも今は。

だから、人が写り込むにしても、ほんとうにこうして遠くから。まれに近くで人が写り込んだとしても後ろ姿かブレた残像で、やはり誰かは認識できない写真を撮ろうとする。人が撮りたくないわけじゃなくて、人を撮りたいけどそのためには僕なりの困難さがある、ということだろうか。ただ、近ごろはこうして構図を決めたら、人が通るのを待つような写真欲も出てきた。僕にしてはかなりの進歩(笑)。以前は自然や花の写真なんかばかりを注意して見ていた気がするけど、いまは人が写り込んだスナップ写真に目がいくかな。それは、景色を撮ることからシーンを撮ることへと興味が移っているからだと思う。写真の道はほんとに尽きない、どこまでも。

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