主役だからフォーカスする、というより、フォーカスすれば主役になる。

Pocket

image

岩崎俊一さんという名コピーライターが昔書かれたコピーに「パパが撮ると、僕が主役になるから不思議だね。」というコピーがあったと思う。たしか家庭用ビデオの広告コピーじゃなかったかな。このコピーに出会った時は、わ、やられた、みたいな感激があった。この場合、マーケティング的に言うと、徒競走で1位になる子は1人だけど、2位以下の子は数人いて、当たり前だけどターゲットである親は2位以下の子どもの親のほうが断然多い。だから、2位以下の親が泣けるコピーは正しいし、すごくポジティブな広告にもなる。

というマーケティング上のことは置いといて、カメラというのはそういう意味では公平で、辺りにどんな素敵な世界があっても、ファインダーの中だけが世界になる。他の人はわからないけど、少なくても僕の場合はそうだ。むしろ、そういう辺りをよそに、一点のなんでもないコト・モノを切り取る感じが心地いい。じぶんでは「つかまえた」みたいに言ってるんだけど。

秋から冬、そして春に向けて、大地がどんどんシンプルになっていって、それまで見えなかった存在みたいなものが見えてくる。そういう、ふだんなら脇役のような、いや、存在すら気づかれていないようなモノとかコトにフォーカスをあてられたらいいな、みたいなのはある。ふだん、って想像以上に未知だから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA