フィルムの道は、旅のようなもんだ。

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フィルムのとりこになってはや二ヶ月、僕の手元にはいま3台のフィルムカメラがある。最初に手にしたのが一眼レフのNikon FE、絞り優先オートでも撮れるおっとりなシンプルニコン。その次に手にしたのが日頃のスナップ用にピントを合わせるだけのフルサイズフィルムコンパクトKonica C35。そしてこれで打ち止めにしようと意を決して購入したのがライカMシリーズの原点Leica M3だ。僕は以前はデジタル一眼レフを使っていたんだけど、その時もあっという間にカメラ・レンズ沼にハマり、半年でフルサイズまで行ってしまい、終いには多数のカメラとレンズでとっちらかって、結局RICOH GRだけ手元に残してあとはすべて手放した経緯がある。だから、フィルムで再開したカメラの道は衝動買いを繰り返さないように慎重にじぶんに”必要最低限のカメラだけを”と言い聞かせてきた。まあ、でも、フィルムの道もなかなか魅惑の道だったのである。いや、むしろフィルムのほうが歴史が長く深いぶん、ルーツをどんどんさかのぼるというか、ロックを好きになるとブルースまでたどるあの音楽のような止めどもないハマり方をする。そう、時代や国までどんどん連鎖して飛び回る感覚でいえば、旅のようなのである。Leica M3さえ持てばそれ以上は買い足す必要ないだろうと思っていたのだけど、旅には続きがあった。フィルムカメラの旅を楽しむなら、あと二つほど体験してみないといけないところがあると。それがハーフサイズカメラと中判カメラだ。いや、カメラ好きな人に言わせればもっと世界は広くて多彩なわけだけど、僕は一眼レフ、フルサイズフィルムコンパクト、レンジファインダーときたら、あとはハーフサイズフィルムコンパクトと中判カメラだと考えたんだ。ここまで来れば旅は五大陸をすべて体験できるような、そんな解釈。いまカメラ雑誌や中古カメラ店で気にしてみているのは、リコー・オートハーフとローライフレックスだ。オートハーフのほうは現像時のデータ化がお店で頼めるのかを調べてるところで、それが頼めるようなら枚数を撮る僕にはけっこう打って付けのスナップカメラになるかもしれない。そしてローライフレックス、こちらは好きな写真家の川内倫子さんが長らく愛用している3.5Fプラナーが気になる筆頭。このふたつのカメラはいま僕が撮っている35mmとは異なるフィルムフォーマット。せっかく迷いこんだフィルムの道だから、ここまでは経験してみたいなと思い始めているのである。沼かな?、うん、沼だね笑。でも、いつかはたどり着きたいな、この5台、フィルムカメラの五大陸横断の旅。できるかな、できるといいな、いつか。

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