じぶんの脚力で風になる。夏の終わり、ロードバイクと。

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九月最初の日曜日。あまりにも快晴で心地よい天気に誘われて、午前中のうちにロードバイクで駆け抜けてきた。距離は30km超でそれほどロングではないけど、風になる感覚を得るには十分な距離だ。

ロードバイクは自転車だから、誰もが普通に乗ったことのある乗り物だけど、ロードバイクはいわゆる普通の自転車とはまったく別物の乗り物と言っていい。その軽さ、その精密さ、路面をシャーっと信じられないスピードで駆け抜けていく感覚は、オートバイやオープンカーなどオープンエアモータリングの感覚と同様と言っていい。それをエンジンではなくじぶんの脚力で創り出すところにロードバイクの醍醐味がある。

僕はフィルムコンパクトKonica C35を積んで走ってるから、眺めのいい場所で休憩がてら写真を撮っている。今日もちょうど24枚撮りフィルムを一本撮り終えた。そうやって休み休み走ってもけっこうな体力を消耗する。その少しからだを限界に追い込むところもロードバイクはいい。Runよりもジワリジワリと限界に近づけていく感覚といえばいいだろうか。Runのように最初からある程度キツイんじゃなくて、徐々に全身のチカラを振り絞っていく感じ。そうやって肉体の隅々まで力尽きていく疲れ方が、ロードバイクの心地よさだと思っている。

カメラと同様で、初体験するまではロードバイクもそれほど魅せられてはいなかったんだけど、一度でもアノ感覚を知るとヤミツキになるというか、すっかりハマる。その異次元の世界、こればっかりは文章で伝えるのはむずかしい。なんか、ふだんの鬱憤をすっきりさせたいとか、遠くの景色に自力で会いに行きたいとか、しなやかに肉体のトレーニングがしたいという人には、ロードバイクはぜひおすすめである。ちょっと自転車の概念が変わります。

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