こんな過酷な夏の暑さでも、Nikon F2の堅牢性なら大丈夫な気がしてくる。

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それにしても暑い。夏の入り口の三連休、晴れてくれることは嬉しいけど、この尋常ではない暑さは日中のアウトドア撮影に出かけるのを躊躇させる。とりあえずは、部屋でカメラたちを触ることにする。週末のカメラはLeica M3とNikon F2だ。M3はフィルムが入ったままだから手に持つだけにして、F2の空シャッターを切る。いかにも頑丈な金属音が響く。その大きさ、重さ、ずっしりとくる手ごたえは、このカメラがちょっとやそっとの暑さや寒さ、衝撃なんかではビクともしない感じをビンビンに伝えてくる。そういえば、昨日買ったNikon100周年記念の本”ニコン コンプリート ファイル”にも植村スペシャルを代表としたF2の堅牢性がうたわれていた。ニコンがコスト度外視で作れと号令をかけていたと言われるNikon FからF3までのフラッグシップ機は、その開発者たちの執念みたいなものまで手に伝えてくる。そんなカメラを半世紀後の今とはいえ、実際に使えるカメラとして僕らが手にすることができるのは途轍もない幸福といえる。このまま灼熱の暑さの中、撮影に連れ出してもきっとビクともしないだろうけど、僕の体が持ちそうにないので、涼しくなる時刻までは散歩カメラはやめにしておく。もう二、三度、空シャッターをたのしんで、ふたたびケースにしまっておこう。それにしても、こうして触れたり眺めたりするだけでも心が満たされるMFカメラたちとは、やはり素晴らしいなと思う。こんなアイテム、他にはちょっと思いあたらないから。

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